これまでの考え方は間違っていた!

歯周病の直接的な原因になるのは、口腔内のプラーク(歯垢)です。これまではプラーク内の細菌だけが歯周病の原因だとされ、さまざまな治療法が実践されてきましたが、完治は困難でした。
原因の一端は「カビ」にあった
歯周病に関する詳細な研究が進んだ現在、歯周病はカンジダ・アルビカンスというカビ(真菌)の一種が歯肉炎を起こし、そこに細菌が感染して起こる「混合感染」だとわかってきました。つまり、カビと細菌の両方を除去すれば歯周病は治るということです。今、歯周病治療は新たな一歩を踏み出しました。
歯周病を悪化させる原因
| 糖尿病 | 身体の免疫機能が低下し、細菌感染が起こりやすくなる |
|---|---|
| 喫煙 | 免疫機能が低下するうえに血流が悪くなり、症状の悪化を招く |
| ストレス | 免疫機能の低下につながり、症状の悪化を招く |
| 口呼吸 | 口の中が乾燥しやすくなり、細菌感染を起こしやすくなる |
| 歯列不正 | 歯磨きしにくくなるためプラークが残りやすく、発症の原因になる |
| 偏食等 | 栄養不足に陥りやすく、プラークが残りやすくなる |
歯周病の成り立ち
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歯周病に関する病理組織学的、生化学的な専門情報をご紹介します。興味のある方は、ぜひお読みください。
| 進行段階 1 | カンジダ・アルビカンスは、歯肉へ付着して菌糸形となる。ショ糖・ブドウ糖・麦芽糖を発酵・代謝して蟻酸・酢酸を生みだし、口腔内を酸性(PH2.5~4.5)へ変える(この時点で虫歯も発生)。 |
|---|---|
| 進行段階 2 | 口腔内の環境が酸性に変わると、「CAPP」というタンパク分解酵素(ケラチンやコラーゲンを分解し栄養源となるアミノ酸を得るのに必要な酵素)が生み出される。この酵素が歯肉上皮に侵入してしまう。 |
| 進行段階 3 | CAPPが歯肉上皮に侵入し、さらに組織を侵襲することで強い炎症と組織障害が引き起こされる。また、カンジダ・アルビカンス菌も歯肉組織に慢性的な炎症を引き起こす。 |
| 進行段階 4 | 慢性的な炎症によって口腔内のダメージが大きくなり、さらなる細菌感染が起こる。感染によって炎症はさらに進行して、重篤な歯周炎へといたる。 |
| 進行段階 5 | プラークとカンジダ・アルビカンスが共生し、お互いを保護しあって強固になる。すると白血球は菌を除去できず、症状はさらに悪化していく。 |

